隆鼻術に使用するヒアルロン酸にもさまざまな種類があります。
当院で使用しているヒアルロン酸も含めてご紹介します。
ヒアルロン酸は天然のムコ多糖類で、人間の身体の中では、皮膚、皮下組織、眼球のガラス体、関節の滑膜や滑液などの重要な構成成分です。全ての生体に存在するゆえ、高い生体適合性を待ち、注入前のアレルギーテストを必要としません。
注入用ヒアルロン酸製剤は、長時間皮膚に留まるように化学的に整えてあります。さらに、分解が進んでも、水分子がそれに取って代わるため、長期間ボリュームを保てます。しかし、最終的には完全に分解されボリュームを失いますので、繰り返しの注入を要します。
当院が、隆鼻術に使用する主なヒアルロン酸製剤は、Q-med(キューメッド)社(スウェーデン)のレスチレンR、レスチレンパーレインR、Corneal(コーニール) Laboratories(ラボラトリーズ)社(フランス)のジュビダームRウルトラ、ジュビダームRウルトラプラス、Mentor(メンター)社(アメリカ)のピュラジェンです。これらは、バイオ技術で精製された非動物性安定型ヒアルロン酸ゲル(non-animal stabilized hyaluronic acid;NASHA)を原料としています。NASHAは動物由来ではありませんので、感染症の心配がなく、アレルギー反応も起こりにくいという利点があります各製品は、ゲルの粒子の大きさが違います。粒子の大きさや構造によって、吸収されるまでの期間が異なります。
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ジュビダーム®ウルトラ(粒子の大きさが均一で中間のタイプ 高粘性 高流体性)
吸収されるまでの期間3ヶ月~6ヶ月
ジュビダーム®ウルトラプラス(粒子の大きさが均一で大きいタイプ 高粘性 高流体性)
吸収されるまでの期間約1年
レスチレン®(粒子の大きさが中間のタイプ)
吸収されるまでの期間3ヶ月~6ヶ月
レスチレンパーレイン®(粒子が大きい 硬めのゲル)
吸収されるまでの期間6ヶ月~1年間
ピュラジェン(2重架橋構造)
吸収されるまでの期間6ヶ月~1年間
当院にて隆鼻術で使用するヒアルロン酸製剤は、主にQ-med社(スウェーデン)製のものを使用しております。
ヒアルロン酸を入れる場所は、鼻のつけ根(鼻根部)から鼻筋を決める部分である「鼻背部」までの部分です。いわゆる小鼻の部分、鼻尖(びせん)は鼻翼軟骨が左右に分かれているので、入れても高くなりにくい上、逆に軟骨の間に入り込んで丸みが強調されることになってしまうこともあります。
注入によるプチ整形の注意
30%程度吸収されずに残るダーマライブや、全く吸収されないハイドロジェルなどもあります。もちろん吸収された場合は、当然ですが効果はなくなってしまいます。ならば「吸収されずに残る」製品を選びたいものですが、それはそれで、その後シリコンなどを使用して鼻を高くする手術をしたいと思った場合、残っているヒアルロン酸の粒子が邪魔になってしまうという事もあります。